部下がその場にいないとどうも上手くマネジメントできない。
こんな疑問・悩みを解決できる記事を書きました。
この記事を書いている私は、ベトナム駐在の管理職として実際に在宅勤務(テレワーク)中の部下を管理しています。
この記事を書いた人
- 一部上場企業のベトナム駐在管理職。
- 転職経験2回。転職先で昇格・年収UP!
- 市場価値至上主義。会社に依存しない会社員。
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本記事では、マネジャー・管理職の方に向けて在宅勤務(テレワーク)をしている部下をマネジメントするコツについて解説します。
この記事を読み終えると、在宅動務の部下がいても上手くマネジメントが出来るようになり、仕事が効率的に進められるようになりますよ。
結論
最初に結論です。
- コミュニケーションを多めにとる
- 具体的な成果・進捗で評価する
- 部下を信頼する
それでは、一つずつ解説していきます。
コミュニケーションを多めにとる
在宅勤務中の部下に対しては、いつもよりも積極的にコミュニケーションをとる必要があります。
在宅勤務中はどうしてもメールやチャットで要件のみのコミュニケーションに終始してしまいがちになります。また、物理的にそばにいないので雑談をする機会もありません。特に一人暮らしの方は、話し相手が少ないので孤独を感じることが多いでしょう。
このような状態ではどうしてもお互い遊びがなくなってしまい、関係がギスギスしがちです。
なので、在宅動務中はいつも以上に意識的にコミュニケーションをとる必要があります。
具体例として筆者は、
ちょっとしたことでも電話やテレビ会議で話す機会を作る
ようにしています。
メールやチャットは相手の都合を考えなくて良いので便利ですが、お互いの細かい感情起伏はどしても伝わりにくくなります。なのでちょっとしたことでも、
「電話かテレビ会議で話せる?」
と聞いてみて、直接コミュニケーションをとるようにしています。
さらにこの時に、
「在宅勤務やってみてどう?」「何か困ったことある?」
など少し雑談を交えるとお互いの緊張が緩むので尚良いでしょう。
始業時間・就業時間に朝会・タ会の代わりとして話す機会を設けている企業も多いようです。
具体的な成果・進捗で評価する
在宅勤務をしている部下を評価する際には、「行動」ではなく「進捗」や「成果」で測るようにしましょう。
オフィス勤務している際には、成果が出ていなくても残業して資料を作成したりする等の「行動」が見えます。ですが、在宅動務中はこういった「行動」に関する部分は捉えることが非常に困難になります。
つまり、在宅勤務中は相手がどのように「行動」しているか明確には判らないのです。であれば「行動」ではなく、より明確な「進捗」や「成果」で部下を評価する方が効率的で公平といえます。
もう少し具体的に解説します。
在宅勤務中の働き方はオフィス勤務時よりも多様性に富みます。
子供がいる人は、学校や保育園の送迎、休耕中は家でご飯を作ったり面倒を見る必要があります。親の介護している人もいるでしょう。一方、一人暮らしの人、お昼休みを自由に取りますし、日中に抜け出してジムに行ったりする人もいます(これが会社的にいいのかは置いときます・・・)。
こんな状況でオフィス勤務と同じように部下の仕事に対する「行動」を見ることは非常に困難です。
ですが、
〇〇の資料ドラフトを作成する
□□について顧客と交渉して合意を得る
など具体的な仕事の「進捗」や「成果」であれば明確に達成度を確認することができます。
在宅勤務中は、できれば日次でその日の朝に進捗・成果目標について部下と認識を合わせておき、一日の終わりに状況を一緒に確認するのが良いでしょう。
部下を信頼する
3つ目は根本的なことですが、「部下を信頼する」ということです。
在宅勤務に限らず言えることですが、信頼されていると感じている部下は自発的になりコミュニケーシヨンが取りやすくなります。また、本人もモチベーションを高く維持することが出来ます。
逆に信頼されていないと感じている部下は「どうせ言っても無駄」、「やっても評価されない」と思うようになります。このような状態の部下とは、コミュニケーションが取りづらくなり、仕事にも支障をきたします。
さらに在宅動務に当てはめて考えてみます。
部下が在宅勤務することに慣れていない上司は、ちゃんと働いてもらおうとして細かくマネジメントしがちです。また何かが想定通りいかなかった場合、「本当にちゃんと働いていたのか?」と疑心暗鬼になりもするでしょう。
ただ、こういった性悪論で入ってしまうと、当然ながら部下は「信用されていないんだ⋯」と感じてしまいます。先ほど述べたように、これは避けるべき状態です。
部下はきちんと仕事している前提で考え、「どうやってサポートするか」という想いでコミュニケーションをとることが重要です。
部下は目の届く範囲にはいませんが、まずは信頼をし、ボジティプな情報に目を向けるようにして下さい。
そして問題が起きた場合は責めるのではなく、どうやって解決するかに焦点を当てて話し合うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にポイントをもう一度まとめておきます。
- コミュニケーションを多めにとる
- 具体的な成果・進捗で評価する
- 部下を信頼する
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