こんな疑問を解決できる記事を書きました。
この記事を書いた人
- 一部上場企業のベトナム駐在管理職。
- 転職経験2回。転職先で昇格・年収UP!
- 市場価値至上。会社に依存しない会社員。
- Twitterアカウントはこちら
年収を上げることが目的で転職を考えている方は多いと思います。
でも転職先を目先の年収だけで選んでしまうと後悔します!
この記事では、長期的な視野で年収を上げるための転職方法を、転職を2回経験し最終的には転職前の2倍の年収を実現した筆者の実体験に基づいて解説したいと思います。
この記事はこんな方に向けて書いています。
転職して年収をあげようと考えている方
今の年収に不満がある方
転職活動を始めたけど、良い年収を提示している企業が見つからない方
Contents
結論
最初に結論です。
- 転職するタイミングでの年収UPにこだわらない
- 自分の市場価値を上げることに重点をおく
- 日頃から自分の市場価値を上げる為の行動をとる
それでは解説していきます。
転職でいきなり年収UPは意外と難しい
転職先がいきなり今以上の年収を提示してくれるとして、その理由は何でしょうか?
① 人手不足なので、少し年収が高めでも採用したい
② あなたの今の会社の給与水準が低い
このあたりのケースが想定されます。
これらは、あなたが今いる会社や、業種・職種の状況によって決まってきます。
つまり、誰にでも当てはまるのものではないので、必ずしも期待できるものではありません。
体験談
具体的な話をします。
私の1回目の転職は、
外資系ITベンダー→外資系コンサルファーム
です。
この時の年収UPは約50万円(600万円→650万円)でした。
これはコンサルの方が給与水準がITベンダーよりも高いから、つまり②の要因によるものです。
一方、私の2回目の転職は
外資系コンサルファーム→日系グローバル企業(一部上場)
でした。
この時は、年収増はほぼありませんでした。
これは①の要因は満たしていたのですが、②の要因は逆(外資系コンサルファームの方が給与水準が高い)で、2つの要因がちょうど相殺されるような形になったからです。
つまりどちらの転職も年収の決まり方は、個人の能力よりも業界の給与水準や人材ニーズに左右される部分が大きいのです。
職務経歴書の書き方や面接アピールしてもダメ?
転職先は職務経歴書や面接であなたを評価します。
ここで上手くアピールして年収UPを狙うことはできないのでしょうか?
結論からいうと、「難しい」です。
職務経歴書や面接の内容はあなたの年収査定以前に、そもそもあなたに内定を出すかの判断に使用されます。
そして、内定を出した後にあなたに年収を提示します。
ですが、提示される年収は転職先の給与レンジによってほぼ決まっているので、ここからの大きな年収UP交渉は困難です。
体験談
実は、私は採用側の経験もあります。
外資系コンサルファームで中途採用の面接官を担当
日系グローバル企業(現職)の海外駐在管理職として部下の採用を実施
なので中途採用した方の年収がどのように決まるかについても知っています。
正直いずれの会社でも年収の水準については、ほぼノータッチでした。
既に会社の人事規定によって採用するポジションに応じた給与レンジが決まっているのです。
なので時々、希望給与が高い応募者いても会社の給与レンジに合わなければ、いくら評価が高くても「ごめんなさい」でした。
もちろん職務経歴書が相手の採用ニーズを的確に抑えていて、面接でもしっかり自分の能力をアピールできていれば、年収交渉の材料にも使えるかもしれません。
エージェントがいるのであれば、ある程度は交渉してくれるはずです。
ただし結局は会社の給与レンジがあるし、エージェントも無理な交渉よりはあなたの内定受諾を臨んでくるので、大幅な年収UPは難しいと言えます。
転職先で市場価値を上げることを優先しよう
では、どうしたら年収を上げる転職ができるのでしょうか。
それには、
転職先で市場価値を上げる
ことが必要です。
転職先であなたの市場価値が上がれば自然と社内での評価は上がり、給与も上がるはずです。
市場価値が上がっているのに給与が上がらないのであれば、それこそ転職のタイミングでしょう。
ただし、この場合は本当に自分の市場価値が上がっているか、きちんと見極める必要があります。
体験談
もう一度、私の1回目の転職を振り返ってみましょう。
外資系ITベンダー→外資系コンサルファーム
転職前の外資系ITベンダーでは、特定ソフトウェアのシステム導入コンサルタントをやっていました。
外資系コンサルファームに転職した時は約50万円(600万円→650万円)しか年収は上がりませんでした。
しかし、この外資系コンサルファームでは特定のソフトウェアに限らず様々なITプロジェクトに上流工程から参加する事が出来ました。
これにより、「企業の課題解決からシステム導入に一貫して対応できるスキル」を身につけたのです。
こうやって自分のスキルの幅と深さを広げることにより、5年の間に2段階の昇格に成功。
2回目の転職直前には、年収は1100万円とほぼ倍になっていました。
さらに2回目の転職先でも昇格を達成しており、結果今では最初の転職前の年収の2倍は軽く超えています。
転職時に年収が上がらなくても、
転職先であなたの市場価値を上げることで長期的には年収を上げることが出来る
ということをお分かりいただけたでしょうか?
市場価値を上げる転職先を見つけるには?
あなたの市場価値を上げるには、日頃の行動が必要です。
まずは、こちらです。
会社を利用しよう
会社をあなたの市場価値を高める場と考えましょう。
その為の心構えです。
- 自分の強みを棚卸しする
- 強みに何が加われば自分の市場価値を高められるかを考える
- それが今の会社で得られるものなら、その獲得を最優先すべく日々の仕事を調整する
- それが今の会社で得られないものなら、転職を検討する
これらの点を日頃から意識して、主体的に自分のキャリアをコントロールしようとすることが必要です。
例えば私の場合、マネージャーとしての市場価値を高めようと思い、管理職の立場を利用して会社でいろんなことにトライしています。
https://twitter.com/jomanomad/status/1244731171742928896?s=20
【管理職の立場を利用してチームメンバにやったこと】
匿名アンケート実施
→メンバからの自分の評価やチームの改善点を分析&対策
課題解決のトレーニング実施
→講師スキル向上&自分の理解も深まる
それから、情報感度も気にしておきましょう。
情報感度を高くしておこう
市場価値とは、その名の通り、
市場におけるあなたの価値
です。
市場がどのような価値を求めているか、情報感度を高くして常に最新の需要を把握できるようにしておきましょう。
具体的にはこんな感じです。
ニュースや新聞、本から最新の情報を得る
Twitterでインフルエンサーをフォローする
転職エージェントに登録して、日頃から求人情報を見ておく
特に転職エージェントは、今転職する気が無くても登録をオススメします。
エージェントに実際に会って、業界の求人動向を知っておくのも良いでしょう。
あなたのスキルを活かせる意外な領域を見つけられるかもしれません。
オススメ転職エージェントを紹介しておきます。
→コンサル系への転職に強いエージェントです。私も一度お世話になりました。
まとめ
最後にもう一度ポイントを確認しましょう。
- 転職するタイミングでの年収UPにこだわらない
- 自分の市場価値を上げることに重点をおく
- 日頃から自分の市場価値を上げる為の行動をとる