- 一部上場企業のベトナム駐在管理職。
- 転職経験2回。転職先で昇格・年収UP!
- 市場価値至上主義。会社に依存しない会社員。
- Twitterアカウントはこちら
現在、コンサルティングファームやSIerで戦略/ITコンサルタントをしていて、将来的にフリーコンサルタントとしての独立を検討されている方は多いのではないでしょうか。
私もコンサルファーム所属時代に採用をしたり、一緒に仕事をした経験があるのですが、その単価の高さに驚いたことがあります。自分の給料に比べて数倍もらっている人はざらでした。もちろん、その分リスクはありますが、コンサルタントとしてある程度を経験を積んだ方であれば一度はフリーコンサルタントへの転身を考えてみたことがあるでしょう。
この記事では、フリーコンサルタントとして独立する際のメリット・デメリット、案件獲得までの流れ、おすすめのエージェントを紹介します。
Contents
フリーコンサルタントの特徴
まずはフリーコンサルタントの特徴を、会社所属のコンサルタントと対比しながら解説していきます。
会社所属のコンサルタント | フリーコンサルタント | |
収入 | 会社の取り分を差し引いた分が給料として支払われる | クライアントと個人間での直接契約のため単価が高い(月100万円以上は普通) |
安定度 | 案件が無くても会社に所属している限りは収入あり | 案件が無いと即無収入 |
税金 | 会社が源泉徴収 | 個人事業主として確定申告が必要。 |
休暇 | 会社の人事精度に従って有給休暇を取得できる | 成果報酬 |
ポイントをまとめるとこうなります。
フリーコンサルタントは単価が高いが、案件が収入に直結するので安定性は会社所属に比べて劣る
フリーコンサルタントは個人事業主なので、経理や税務申告などの事務作業も全て自分で行うか、外注する必要がある
収入はどのくらい?
フリーのコンサルタントの単価はいくら位なのでしょうか。
案件の種類やスキルレベルにもよりますが、ざっくりとは以下のようなイメージとなります。
フリーコンサルタントの単価(月額)
戦略立案、事業計画策定:200万円以上
システム導入PM:100万円〜200万円
システム導入メンバー:70万円〜150万円
BIG4系のコンサルファームだとマネージャーで年収1100万+業績給なので月収は100万円位。同レベルのフリーコンサルタントだと200万円はもらえるので倍近い報酬がもらえる計算です。
ちなみにコンサルファームも、マネージャークラスの場合はクライアントへの請求単価は400万円位なので、フリーコンサルタントへの200万円はクライアントにとってはお得な価格となります。
「直請け」と「二次請け」の違い
「直請け」と「二次請け」には以下のような違いがあります。
「直請け(プライム、一次請け、元請け)」:クライアントと直接契約をする
「二次請け」:「直請け」から契約を請け負う(更に三次請け、四次請け・・)
これによって何が変わるかというとまず単価が断然異なります。二次請け以下は当然請負先からマージンを抜かれますので、単価は「直請け」が一番高いです。
仕事内容も直請けは、戦略策定、プロジェクトマネジメント、要件定義など上流の仕事が多いのに対し、二次請け以下はテストやプログラミングなどそもそも単価の低い仕事になりがちです。
また意外と盲点なのが、「クライアントに関する情報の量」です。「直請け」はクライアントから情報を直接入手できるのに対し、二次請け以下は請負先を介しての入手となります。プロジェクトの全体状況やクライアントの意向などの情報が入手しやすい「直請け」は状況に応じて臨機応変に対応しやすくなります。特に、不足の事態でプロジェクトが中止になりそうで次の身の振り方を考えなければならない時には「直請け」の情報量が圧倒的に有利に効いてきます。
案件獲得までの流れ
フリーコンサルタントとして案件獲得する場合は、エージェントサービスに登録するのが最速最短です。
案件獲得までの流れはこんな感じです。
- まずは、案件紹介サービスへネットから登録しましょう。
- 過去の経歴や希望する案件についての情報を求められます。
- この段階で、職務経歴書・履歴書の提出を求められる場合もあります。
- 案件紹介サービス側で案件紹介可能と判断されると、メールで面談の依頼が来ます。日程を調整しましょう。
- 必ず職務経歴書・履歴書の提出を求められますので、事前に準備しておきましょう。
- 事前面談でヒアリングした希望や経歴を元に案件紹介を受けます。
- 気に入った案件があったら応募を依頼しましょう。
- 応募案件の書類選考を通過したら、クライアントと面談します。
- 日程調整や選考結果の通知は、案件紹介業者が行ってくれます。
- 晴れて採用となったら条件交渉を経て正式契約です。
- 契約・条件交渉のサポートも案件紹介業者が行います。
どのエージェントに登録すれば良い?
結論、片っ端から登録しましょう。
紹介できる案件は、そのエージェントが普段から付き合いがあるクライアントがメインとなります。
従ってエージェントによって紹介案件に差は生じますのが、良い案件かどうかはタイミングにもよるので選択肢は増やしておいた方が良いでしょう。
また、登録したとしても事前面談を申し込まれるかどうかはわかりません。あなたの経歴が魅力的に映らなければ、もしくは紹介できる案件にマッチしなければ、エージェント側も面談をする必要はなくなります。
なので、エージェントには片っ端から登録して(無料ですし)、事前面談の申し込みがあったら対応して、担当や紹介案件をみながら絞り込んでいくのが良いでしょう。
いつ頃から登録すれば良い?
結論としては、独立を予定している時期の半年前くらいには登録することをおすすめします。
紹介される案件は大体1ヶ月以内での勤務開始を想定しているので、半年前では具体的な案件の紹介にはなりません。
しかし、サービスの良し悪しや担当エージェントとの相性を見極める上でも半年前くらいのタイミングから登録を開始し面談することをおすすめします。
最初の面談のポイント
・ 相性の良いエージェントとのコネクションを作る
・ 参画したい案件の希望をエージェントに伝える
・ 自分にマッチする案件や市場動向に関する情報収集
フリーコンサルタント向けエージェント
ここからは、フリーランスのコンサルタント向けのエージェントをご紹介します。
とにかく案件を紹介してもらいたいという方は、とりあえず全てに登録されることをおすすめします。
High-Performer
おすすめ度:★★★★★
「High Performer(ハイパフォーマー)」は、INTLOOPという人材紹介会社が運営しているエージェントサービスで、SAPを始めとしたシステム導入のPMO案件の紹介がメインです。16年の実績があり、登録者数も10,000名以上なので、安心して登録することができます。
180万円を超える案件業界最大規模
直請けプライムベンダー率93%以上
全登録者数10,000名以上
アクシスコンサルティング
おすすめ度:★★★★★
二つ目は、【アクシスコンサルティング】です。コンサル転職&ポストコンサル転職に特化した転職支援会社で、フリーコンサル案件の紹介も行っています。
筆者の転職の際にもお世話になっており、エージェントの方も何名かお会いしてます。どの方も経験豊富で非常に信頼できる印象がありました。またフリーコンサルになる際に面談をした際には、案件の話だけでなくフリーランスとして独立する場合の注意点や心構えについても話してくれました。
約20年にわたり、コンサルタントの人材紹介やキャリア支援
独自ルートによるプライム(直請け)案件が豊富
後々の「正社員に戻る」というキャリア相談も可能
BTCエージェント
おすすめ度:★★★★
三つ目のおすすめは【BTCエージェント】です。
専任のキャリアコンサルタントに相談できる
エンジニアからコンサルタントへの転身ができる
税理士紹介サービスが受けられる
FreeConsultant.jp
おすすめ度:★★★★
最後のおすすめは【FreeConsultant.jp】です。
上場企業が運営
専属エージェントがサポート
フリーコンサルタントの独立もサポート
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度、ご紹介したフリーコンサル案件のエージェントをまとめておきます。
↓ブログランキング参加してます!
にほんブログ村