この悩みを解決します。
海外で働きたい!
こんな夢をもって海外赴任・駐在のチャンスがある会社に就職・転職する方がいらっしゃると思います。でも同期や同僚で海外赴任している人がいるのに、自分に全然チャンスが回ってこないと不安になりますよね。
実は海外赴任のチャンスをもらうにはコツがあります。
この記事では海外赴任・駐在のチャンスを勝ち取るために必要な2つの資質、そしてそれをアピールするためにあなたが実践すべきことを解説します。
私はこれらのポイントを実践することで、日系企業に転職してたった3年後に希望していた海外駐在ボジションを獲得することができました。
この記事を書いた人
- 一部上場企業のベトナム駐在管理職。
- 転職経験2回。転職先で昇格・年収UP!
- 市場価値至上主義。会社に依存しない会社員。
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この記事を読み終えると、海外赴任・駐在のポジションを獲得できる可能性がグッと高まります。
それでは解説していきます。
Contents
会社はどういう人を海外赴任させる?
企業が社員を海外赴任させると
赴任手当、一時帰国費用、赴任先国の税金・・・
など多額の追加費用がかかります。
一般的には国内で勤務する場合の3-4倍のコストが発生すると言われています。なので、企業は海外赴任させる社員を慎重に選ぶ必要があります。
この際、以下のポイントが重要になります。
必要な素質①:メンタル面のタフさ
一番重要なのですが、「メンタル面のタフさ」です。
海外赴任をすると仕事の内容は今までとは全く別のものになります。現地での生活になれる必要もあり、更に家族帯同しての赴任の場合は、子供の学校や家族の生活も気にしなければなりません。
現地生活と新しい職務の両方に慣れていく必要があるので、精神的な負担はかなり大きいです。
私の場合、ベトナムに海外赴任する前も出張で海外へ行く機会は結構あったので、赴任しても大丈夫だろうとたかをくくっていました。
が、出張と赴任は大違いでした⋯
初めての管理職で仕事のプレッシャーはきつく、毎晩遅くまで残業、そして休日も出勤。夜遅くご飯を食べられる所もよくわからないし、ストレスでお酒の量が増えたので、食生活は乱れまくり⋯
最初の3ヶ月くらいはかなり精神的に追い込まれました。
このように、海外赴任には体力的な面だけでなく、精神的な負担が結構大きいので、そこに耐えられるかは一つ重要なポイントとして会社の人事は見ています。
過去にうつ等で休職している場合などは、海外赴任のチャンスはかなり少ないと考えてよいでしょう。
タフなメンタルをアピールするには?
勘違いしないでいただきたいのは、メンタル面のタフさとは「いやなことがあっても我慢すること」ではありません。
それではストレスを溜め込むだけです。
そうではなく、仕事で起きることを事実として冷静に受け止め、淡々と対応するということです。
具体的には、こんな感じです。
障害があってもポジティブに取り組む。
想定外の場面に直面しても慌てふためかない。
ネガティブなことを言われても、感情的にならない。
これらの点に気をつけながら仕事に取り組んでいれば、自然と小さなことに動じずメンタル的なタフさを手に入れることができます。そして周囲にも、安定感と頼りがいのある印象を与えることが可能です。
必要な素質②:自走力
仕事能力が優秀であるかは当然見られますが、特に大きなポイントが「自走力」です。
どの企業も海外拠点には必要最低限の日本人しかおらず、駐在員には幅広い業務が求められます。現地の規制を確認したり、現地スタッフの人事評価をしたり、出張者のアテンドをしたり、今まで全く経験したことの無い業務もたくさん対応することになるでしょう。
この時に求められるのが、自発的に課題を見つけて解決に向けて行動するための「自走力」です。
自走力とは?
問題があってから対応するのではなく、自分から課題を見つけに行く能力
未知の課題に対して自分から解決策を見つけて対応する能力
海外拠点のリソースが限られているからこそ、自立して物事に対応できる能力が求められるのです。
自走力をアピールするには?
自走力をアピールするには「言われたことだけやる」というマインドから脱却する必要があります。
そのためには日々の仕事の中で、
現状に何か問題はないか。
問題があるとすれば、どのように解決できるか。
他の領域に今のやり方を応用できないか。
現状を少しでも改善するにはどうしたらよいか。
という事を常に考えて、行動に移すことです。日々仕事に追われる中で追加でやろうとするのは大変かもしれません。小さくても良いので、行動する姿勢を見せることが大切です。
英語力は無くても大丈夫?
英語力はあった方がいいですが、無いからといって海外赴任のチャンスがなくなるわけではありません。そもそも英語力や海外経験が豊書な人材が沢にいる企業はまず無いでしょうし、そういう人材がいたとしても前述した「自走力」や「メンタル面のタフさ」がなければ海外赴任に選ばれることは無いでしょう。
逆に自走力やメンタル面のタフさがあれば、英語力や海外経験は現地で身につけられるものです。実際に私も様々な国に海外駐在をされた方と仕事をしてきていますが、帰国子女とかで英語力が元からある人は撃ろ少数派です。皆さん赴任してから持ち前のタフさと自走力で、新しいスキルを身につけてきています。
赴任した頃は殆ど英語を話せなかったのに、1年後には会護でファシリテーションまでできるようになった人を何人も見てきました。
なので最初から英語力が無いと駄目ということは全くありません。
ただし、英語力があれば武器にはなるし、何より海外赴任したいという想いをアピールすることにもつながります。
本気で海外赴任をしたいのであれば、英会話スクールなどに通って英語力を磨いておくのがベターでしょう。
それでもいきなりの海外赴任は不安な方へ
それでも、
という方には、まず国内の海外関連部署への異動を狙ってみることをオススメします。
国内なので同僚は基本日本人ですが、当然海外拠点のスタッフとのやり取りがたくさん発生しますので、海外で働く際の感覚をつかむことができます。また国内の海外関連部署から海外赴任というのは王道のキャリアパスなので、海外赴任のチャンスも増します。
かくいう私もこのキャリアパスで海外赴任しています。
海外赴任してからも前の部署の人と仕事をする機会が多いので、仕事がスムーズに進められることもお得な点です。
海外赴任の前のお試しステップとして、海外関連部署も検討してみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にポイントをまとめておきます。
- 海外赴任を勝ち取る為に本当に必要な素質は、「メンタル面のタフさ」と「自走力」。
- 英語力はあった方が良いが必須ではない。本当に身につくのは現地に行ってから。
- いきなり海外赴任が不安な人は、まずは国内の海外関連部署への異動を目指すのもアリ。
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