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こんな疑問を解決できる記事を書きました。
この記事では30代で既に2回転職を経験している筆者が、転職をする場合に資格を取得するべきかどうか、面接でアピールすべき点は何か、について解説します。
この記事はこんな方(特に30代)に向けて書いています。
転職を検討している方
何か資格を取ってから転職をしようと思っている方
何も資格は持っていないけど転職をしようと思っている方
Contents
結論
最初に結論です。
- 継続力や計画力をアピールできるので資格はあるに越したことはない
- 無くても他の方法でアピールできるので問題なし
- それより、マネジメント力、コミュニケーション力、適応力のアピールが断然有効!
それでは解説していきます。
自分の転職経験と保有資格
![](https://www.jomaliveasnomad.com/wp-content/uploads/2020/02/photo-1574607383363-5b5f1747b37b.jpg)
まずは私の転職経験と保有資格についてお話ししたいと思います。
ざっくりまとめるとこんな感じです。
転職経験2回
外資系IT(4年)→外資系コンサル(5年)→日系事業会社(6年)
資格は、米国公認会計士・TOEIC940・簿記2級など
2回の転職の際には、それぞれ数社から内定をもらっています。
また2社目の外資系コンサルでは中途採用の候補者の1次面接も担当していたので、面接する側の経験もあります。
なので、転職に関してはそれなりに経験があるつもりでいます。
面接の時に資格は見られている?
![](https://www.jomaliveasnomad.com/wp-content/uploads/2020/02/workplace-1245776_640.jpg)
そんな経験をもとに解説したいのが、履歴書に書いた資格欄を面接官が見ているか、です。
面接官は資格を見ているの?
結論から言うと、
一応、見ています
保有資格はどういう知識を持っているかがわかりやすいので見てはいますが、それで採用の決め手になるかというとそんなことはありません。
特に中途半端な資格だとほぼ効果はありません。
基本的に資格というものは、その人が持っている知識を証明するものになります。
簿記 → 会計知識
PMBOK → プロジェクトマネジメントの知識
TOEIC → 英語の知識
といった感じです。
ですが通常は30代の転職であれば知識を持っていることよりも、マネジメント力やコミュニケーション力の方が重視されます。
何故かというと30代は、
知識を持っている人をマネジメントする能力
が要求されるからです。
なので知識そのものを持っていることを証明しても
苦労して取得した資格は評価されない?
という訳で、資格は参考程度に見ているというのが実情です。
でも、
苦労して取得したその努力は認められないの?
と思う方もいるかもしれません。
これは努力のレベルによっては見てくれる可能性はあります。
例えば簿記2級とかであれば、仕事の合間でも頑張れば3ヶ月も勉強すれば取得することができます。
その程度の継続であれば、他の仕事でも十分アピールできますよね。
しかし米国公認会計士となると、流石に3ヶ月での取得は難しいです。
筆者の場合は、仕事をしながらですが足掛け3年かかって合格しました。
しかも当時はアメリカで試験を受ける必要があったので、計4回渡米しました。
ここまでの努力であれば、仕事の合間を塗ってキャリアアップの為に3年努力した際の計画力、継続力を認めてくれる可能性はあります。
ただ、やはりそれだけで採用されることはなく、補足的な位置付けになるかと思います。
結局、面接で重視されるのは?
![](https://www.jomaliveasnomad.com/wp-content/uploads/2020/03/question2.jpg)
じゃあ結局30代が面接で重視されるのは何か。
募集しているポジション・職種によらず共通していると言えるのが、以下の3点かと思います。
マネジメント力
コミュニケーション力
適応力
私が面接官をやっていた際にも主にこれらの点をみていました。
逆に面接を受ける際には、これらをアピールするエピソードを必ず盛り込んでいました。
マネジメント力
30代になると小規模なチーム(数名から十名)のリーダーとして、チームメンバのマネージメントを要求されるケースが多くなります。
その際にきちんとチームメンバをマネージできるか、以下のようなポイントが見られます。
タスクをチームメンバに適切に配分できるか
タスクの進捗を管理し、課題を適切に認識・対応できるか
上司に適宜の報告や相談ができるか
これらが出来ることを面接官に理解してもらうために、実際にチームマネジメントをした経験を説明できるようにした方が良いでしょう。
その際には以下をポイントとして覚えておいてください。
何人体制のチームのリーダー経験があるか
タスクの課題や進捗をどのように管理したか
問題が起きた時にどのように対応したか
これらのポイントを盛り込んでおけばマネジメント力のアピールは大丈夫です!
コミュニケーション力
単に愛想が良いとか、明るいとか、そういう話ではなく、ビジネスをする上で有効なコミュニケーション力が求められます。
具体的にはこんな感じです。
物事を簡潔かつ明確に伝える能力があるか(=論理的思考能力)
感情的にならず、冷静かつ好印象のコミュニケーションができるか
目的を達成する為に反対・敵対者を説得することができるか
面接官は面接中の会話全体において、これらのコミュニケーション力を見ているはずです。
聞かれた質問に対して、上記ポイントを踏まえて返事ができているか、常に意識するようにしましょう!
適応力
転職したら周りは知らない人ばかりだし、業務もわからないことだらけになります。
こんな状況でも、素早くキャッチアップして即戦力として会社に貢献するための適応力も求められます。
具体的にはこんな感じです。
知識・経験がない領域でも迅速にキャッチアップできるか
アウェイの状況でも恐れずに発言、行動ができるか
面接までに上記を証明することが出来るエピソードをいくつか用意しておくと良いでしょう。
大抵の場合、最後に面接官が「質問はありますか?」と聞くかと思います。
2点目については、この時に少し度肝を抜かれるような質問をして印象に残すことができます。
ちなみに筆者の場合は、
「今日の面接を通じて得た私の印象について教えてください」
と聞いてました。
あとで落ちてしまったとわかった場合に参考になりますし、意外な発見もあるのでオススメの質問ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
資格は必ずしも必要ではなく、それよりもアピールしていただきたいポイントがあることをお分りいただけたかと思います。
それでは、最後にもう一度ポイントを確認しましょう。
- 継続力や計画力をアピールできるので資格はあるに越したことはない
- 無くても他の方法でアピールできるので問題なし
- それより、マネジメント力、コミュニケーション力、適応力のアピールが断然有効!
今後も筆者の経験をもとに、転職関連の記事をアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!